記憶と文化が宿る旧正札竹村百貨店

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2001年7月2日、140年以上の歴史を持つ百貨店「正札竹村」が倒産しました。 その後、老朽化の進んだ建物の危険を考慮し、2005年には大館市が土地・建物を購入し管理することになりました。市は、2010年、場所の活用を図って「ハチ公小径」というイベントスペースや屋台村5店舗を整備するも、恒常的な賑わいを取り戻すことはできませんでした。現在は、2つの営業店舗のほか、時折のイベントで利用されるに留まっています。

そして2014年、大館市は「旧正札竹村」の残る旧館部分を解体し、更地にする「解体案」を押し進めることを決めました。

しかし、この場所は、大館市の中心市街地の「へそ」であり、街の歴史には欠かすことのできない「旧正札竹村」。かつて鉱山で栄え、県下第2位の都市でもあった大館市のシンボルともいえる建物です。商業的な中心であったことのみならず、美術館も博物館もなかった大館市民にとっては新しい文化に出会える場所でもありました。あふれる流行の品々、館内美術ギャラリーで催される展覧会が、大館市民に「文化」と「芸術」を、そして未来に対する「憧れ」を教えてくれたのです。

この場所を解体し更地にすることは、大館市の歴史を削ぎ落としてしまうことに他なりません。

私たちは、「旧正札竹村」が大館市と築いてきた歴史を、次の大館市の新たな歩みにつなげるべく、この地の再生・活用案として「正札コミュニティ・アートセンター構想」を提案します。 「コミュニティ・アートセンター」とは、美術や音楽のためだけに使われる場所ではありません。美術・音楽・舞台芸術はもとより、伝統産業、食文化、観光に市民サークルなど、あらゆる市民の文化的活動を始め、商工観光事業、高齢者・福祉事業などコミュニティが抱える様々な「社会課題を市民と共に解決し創造的になる場」を意味します。なによりも、それらを通じて「地域包括ケア」のプログラムを策定し「誰でも集えて交流できる市民広場」であることを目指します。 かつての「旧正札竹村」のように、「ここに来れば誰かに出会え、心を開き、新しい何かにワクワクする場所」を生み出したいのです。

解体し更地することに税金を投入することは、解体を請け負う業者だけの事業です。しかも、更地となった大館の「へそ」には、現市政において次のアイディアや具体的な計画がなく、何百年もかけて培ってきた地域資源が消されるだけです。解体するために貴重な税金を使うのではなく、その資金を基盤に建築的構造補強をしてリノベーションをする。そして民間からの事業者と協働し公民連携で再生する。地方創生における「まち・ひと・しごと」に横串を貫く市民拠点として、新たな大館市の総合戦略として旧正札竹村を「正札コミュニティ・アートセンター」とする構想を提案します。

解体し更地にすること

反対40% 賛成12%

複合文化施設として再生

賛成65% 反対5%

アンケート集計結果

展示会場アンケート

参考資料

ゼロダテ書籍「コミュニティ・アートプロジェクト ゼロダテ/絶望をエネルギーに変え、街を再生する」

 

 

旧正札竹村についてのWEBアンケート


●各質問について一つを選択し「Vote」(投票)ボタンを押してください
「View Results」(結果を見る)ボタンでWEBアンケートの現在の投票結果が見ることが出来ます
●おひとり一日一回しか投票できません


 

 

正札コミュニティ・アートセンター


  ゼロダテが提案するアートセンター(複合文化施設)構想

  • 正札コミュニティ・アートセンター構想

正札コミュニティ・アートセンター構想

詳 細

本当にこのまま正札竹村が

取り壊されても良いのですか?

正札の今後を一緒に考えていただくためにアンケートをお願いしました。
私たちが
望む新しい
正札竹村
とは

2014年10月「大館・北秋田芸術祭2014『里に犬、山に熊。』」で一般公開された、旧正札竹村。大町商店街の大通りに面した正面玄関からはいるその一階フロアは、化粧品、アクセサリー、靴に雑貨と、もっとも華やいだ売り場でした。入り口右側には、新鮮な果物を使った生ジュースのスタンドバーがあって、バスを待つ人や、買い物の合間に一休みする人たちの賑わいが思い浮かんできました。公開されたのは、その玄関口から、ほんの4、50m先の通路まで。そこから先は、建物が分断されてできた広場「ハチ公小径」が明るく開けています。正面玄関フロアだった場所(現ふれあい広場)には、芸術祭統括ディレクター中村政人による、「正札竹村アートセンター構想」が展示されました。

そこで、来場者のみなさんにも、この正札の今後を一緒に考えていただくためにアンケートをお願いしました。みんなにとっての「正札竹村」とは…。

  • 解体し更地にする

    反対40%

  • 解体し更地にする

    賛成12%

  • 複合文化施設として

    賛成65%

  • 複合文化施設として

    反対5%

正札竹村の想い出

あなたは「正札竹村」にどのような想い出がありますか?
想い出:レストラン

子供の頃「明日大館にいくよ」と言われると、「あっ、正札だ。」と思い嬉しくて眠れなかったことを思い出します。子供が生まれてからは、よくレストランで食事をしました。家よりよく食べてくれ、時々連れてきました。(60代女性)

想い出:正札マーク

大館はとても静かな街。転勤でこの地に来て4年目ですが、アパートから見える正札のマークは、いつも自分を元気にしてくれます。(40代女性)

想い出:フルーツジュース

正札に行く時は、自分のお気に入りの服に着替えて行った。レストランで食べる食事もおいしくて、正札友の会の時は、洋服をいっぱい買ってもらった思い出があります。フルーツジュースも美味しくてよく飲んでいました。(30代女性)

想い出:買い物

幼稚園の頃に母や姉と買い物に行った。母は2階で服やアクセサリーを見たり、日用品を買っていた。また行きたいと心待ちにしていたが、いつの間にか倒産し、気付いた時はとても残念だった。(20代男性)




 


 

 

在りし日の正札竹村

 

 

正札竹村への想い

  • 正札竹村包装紙

有識者も注目する地域遺産・旧正札竹村

正札再生は、大館再生への第一歩

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